
紙袋デザインの具体的なイメージがない、アイデアが思いつかない時は?

紙袋を作る時に最初に決めるのは多くの場合、サイズです。必要サイズが出たら、次にどんなイメージにするのかを決めます。ここで手が止まってしまう場合は、二者択一の質問をたくさん用意してみましょう。キーワードがたくさん出たら、デザイナーにそのまま依頼してしまいましょう!
「誰に何を訴えるの?」から考える

なーんにもイメージがない!と思われるかもしれませんが、そんなことはないはずです。商品を入れる紙袋、講演会で資料を配布するための紙袋、どんな紙袋にも必ず目的があります。誰が使うのか、自分の会社やお店をどう思って欲しいのかを考えると、おのずと答えが出てきます。
それを探すために、二つのキーワードを用意して、取捨選択していきましょう。とっても簡単なゲームのようなものです。
キーワードをたくさん出す

まずターゲットを明確にします。男性なのか女性なのか、年齢は若年か高齢か、リッチな人か庶民か…できるだけ細かくお客様の具体的な像を描きます。次に、自分をどう思って欲しいのかを考えます。こういう作業をマーケティングでは、ターゲティング、ポジショニングと言います。
ポジショニングは、今自分がどう思われているのかを知ることも大切です。例えばマクドナルドがファーストフードであることは十分定着しているので、今さら「速い」を訴える必要はありませんね。今がどうかを見極めないと描いて欲しい目標の姿は出てきませんし、到底実現しなさそうな突飛な目標を掲げたりして失敗します。
キーワードはたくさん出たでしょうか?
あとはデザイナーに丸投げ!

キーワードさえたくさん出ていれば、デザイナーに丸投げしてかまいません。具体的に「○○の広告の××みたいに」とサンプルを用意しなくても、デキるデザイナーなら意図を組んでそれを形にします。
一番良くないのは「かわいい感じで」「かっこよく」など、理由が見えない漠然とした依頼の仕方です。かわいい一つでも人によってイメージが違うので、依頼された側は途方にくれてしまいます。「35歳の女性に、リッチな気分を味わって欲しい、かわいい感じで」なら、そこから先を考えるのがデザイナーの仕事です。
まとめ
デザインを発注する時には、とにかくキーワードをたくさん用意しましょう。中には相反するものがあってもかまいません。例えば、「若い女性にも高齢の女性も買って欲しい商品」なんていくらでもありますよね。最初のヒアリングが大切なので、そこに時間を割くようにしましょう!
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