
金色の紙袋にしたい場合は、印刷か箔押しを使用します

金色や銀色などのメタリックカラーの紙袋にしたい場合は、二つの方法があります。ひとつは、特色インクを使った印刷。もうひとつは、箔押しです。それぞれ特徴があるので、求める効果によって使い分けてください。特色印刷と箔押しの違いについて解説します。
特色インクを使って印刷で金色にする場合

特色インクの中には、メタリックな金色や銀色など様々な金属色があります。質感もプロセスカラーとは違って細かい輝きがあります。クレジットカードのゴールドカードも印刷による金色なので、ヨドバシのカードを見ると光の質感がわかりやすいですね。
●メリット
金色の種類が多いこと。調色次第で、年月を経たような鈍い金色、24Kのようなキラキラの金色など、様々な表現ができます。
●デメリット
輝きは箔押しには劣ること。面でキラッと輝くというよりは、チラチラと細かい輝きになります。
また、インクの価格が高いことに注意が必要です。プロセスカラーインクと比べて1.5倍くらいの価格なので、通常の印刷の感覚で広い面積をベタ印刷すると、予算が想像を超えることがあります。
箔押しを使って金色にする場合

箔押しは、フィルムを金属製の凸版でプレスして圧着する加工方法です。面で輝くのでキラリと強い輝きが得られます。箔押しでも色や質感に種類があります。弊社の場合ですと、箔押しは全38色からお選びいただけます。また、ホログラムのような特殊な箔押しも、海外生産の対応で受注可能です。
●メリット
下地の色に影響を受けません。色のついた紙や印刷の上から加工してもしっかりと効果が目立ちます。また、金属製の凸版でプレスするのでエンボスのように凹凸ができ、これも存在感アップに一役買います。
●デメリット
材料費が高いことです。箔押しの料金は面積に応じて変わります。そのため部分使いするケースがほとんどで、広い面積を金色で塗りつぶすといった使い方には向きません。
まとめ
印刷は広い面積、箔押しは部分使いが一般的ですが、印刷で部分的に金色を刷る方法もよく使われます。いずれも材料費は高いのですが、箔押しは凸版の制作代もかかるので、同じ面積を金色にするなら印刷の方が安いです。詳しくは見積もりをお取りください!
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