
クラフト紙袋に印刷すると映える色は何!?デザインとの組み合わせをご紹介

クラフト紙を使った紙袋は、主に食べ物を扱う店舗やオーガニック商品を扱う企業などに人気があります。また価格も抑えられるため、手軽に導入できるのも魅力の一つです。
クラフト紙には、茶色い未晒クラフト紙、少しだけ漂白した半晒クラフト紙、未晒クラフト紙を真っ白になるまで漂白した晒クラフト紙、などたくさんの種類がありますが、ここでは多くの方がイメージする茶色い未晒クラフト紙を例に説明をします。
茶色のクラフト紙は、印刷するデザインと色の組み合わせを間違えるとイメージしていたものとは違う仕上がりになることを知っていますか?
今回はクラフト紙印刷に失敗しないために、印刷時に知っておくと役立つ「クラフト紙に映える色」についてデザインの観点も合わせて紹介します。
クラフト紙に印刷できる色は何色あるの?
クラフト紙に印刷できる色に制限はありません。黒や白、金や銀などの特殊カラーを含め好みの色で印刷が可能です。
しかし、クラフト紙は素材そのものが茶色のため、印刷はできてもデザインによっては色が映えないこともあります。つまり使える色と映える色の観点は違うということです。
フルカラー印刷はくすんだ印象に
クラフト紙にフルカラー印刷をすると、全体的に少しくすんだ印象になります。
通常、印刷した色がくすむのはあまり好まれませんが、あなたが温かみのある印象を求めるのであれば、クラフト紙のくすみは他の紙には出せないイメージで作ることができます。
コーヒーで有名なスターバックスは、クラフト紙の紙袋を採用して季節に合わせたカラフルなデザインで展開しています。ほっと安らぐ温かみのあるデザインは世界中にファンがいるほどです。
文字をデザインするなら暗い色がおすすめ!
文字が入ったデザインを検討している場合は、できるだけ暗い色で印刷した方が映えます。
なぜなら繰り返しになりますが、クラフト紙は茶色い紙なので、明るい色を選ぶと視認性が下がるからです。
例えば、最も相性が良く映える色は黒です。黒は文字と非常に相性が良くアルファベットを並べただけでもデザイン性が高い印象に仕上がります。
同様に相性の良いこげ茶も文字をデザインするときにおすすめです。
こげ茶は大きな柄をデザインするときにも便利な色として人気で、ドットやストライプなど大柄のデザインに採用すると、シンプルな模様も不思議と雰囲気のある仕上がりになります。
2色使いでおすすめの組み合わせ
少し色を入れたい方は2色印刷がおすすめです。
例えば、ロゴ+基本デザインを組み合わせたい場合は、2色を組み合わせることでそれぞれを引き立たせたデザインの紙袋に仕上げることができます。
黒とカーキなど暗めのカラーを組み合わせて渋さを出したり、黒と白でクールさを演出できます。可愛らしい印象にしたいなら、白に赤やピンクなどの暖色系を組み合わせましょう。
写真はセピアカラーでアンティークさを出す
写真を印刷する際は、モノクロ印刷がおすすめです。クラフト紙にモノクロで印刷をするとセピアカラーになります。
セピアカラーは風景や人物など、何気ない写真もおしゃれで味のある雰囲気になり10代20代の若い世代にもとても人気です。
素人でも写真さえ用意すれば、簡単に味のあるデザインの紙袋ができます。
失敗しない色選びをするには
素朴な印象のクラフト紙ですが、印刷する色やデザインの組み合わせにより様々な顔を見せるのも魅力の一つです。
制作をする際は、使用する人物はだれか、使用する目的は? 中に入れるものは? などを明確にした上で色を決定すると失敗することがないので参考にしてください。
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